フォアサムとは？ルールと戦略がわかるチーム戦

フォアサムってなに？

ゴルフの「フォアサム」って、ちょっと聞き慣れない言葉かもしれないね。実はこれ、ゴルフの面白さがギュッと詰まったチーム戦の競技方法なんだ。仲間と協力してプレーする、いつもとは一味違ったゴルフの楽しみ方ができるんだよ。個人プレーのイメージが強いゴルフだけど、フォアサムを知れば、新しいゴルフの扉が開くこと間違いなし！さっそく、その魅力的な世界をのぞいてみよう！

2人で1つのボールを交互に打つチーム戦

フォアサムは、2人1組のチームになって、1つのボールをパートナーと交互に打ってスコアを競う競技形式だ。例えば、プレーヤーAがティーショットを打ったら、次はパートナーのプレーヤーBがセカンドショットを打ち、その次はまたプレーヤーAが打つ、という流れでプレーが進むよ。この「交互に打つ」というルールから、「オルタネートショット」とも呼ばれているんだ。1つのボールを2人でつないでいくから、個人の技術だけでなく、パートナーとの息の合った連携プレーがスコアを大きく左右するのが最大の特徴だよ。

「4人組」っていう意味じゃないので注意！

「フォアサム（Foursome）」という言葉を聞くと、「4人組」や「4人でラウンドすること」をイメージするかもしれないね。実際に英語の「foursome」には4人組という意味があるけど、ゴルフ用語としては少し意味合いが違うんだ。ゴルフにおけるフォアサムは、2人1組のチームが2つ、つまり合計4人でプレーする競技形式を指すんだ。普段のゴルフで4人でラウンドすることを「4サム」と呼ぶことがあるけど、それとは区別して覚えておくと、ゴルフ仲間との会話で恥ずかしい思いをしなくて済むよ。

これだけは覚えたい！フォアサムの基本ルール

フォアサムの魅力は、なんといってもそのシンプルなルールにある。でも、シンプルだからこそ、戦略を立てる上で重要になるポイントがいくつかあるんだ。ここさえ押さえておけば、君もすぐにフォアサムデビューできちゃうよ！パートナーと力を合わせる楽しさを、存分に味わってね。

ティーショットは奇数・偶数ホールで担当を決める

フォアサムでは、誰がどのホールのティーショットを打つかを、あらかじめ決めておく必要がある。一般的なのは、チーム内で「奇数ホールを担当する人」と「偶数ホールを担当する人」を決める方法だ。例えば、プレーヤーAが奇数ホール、プレーヤーBが偶数ホールを担当すると決めたら、1番ホールはAが、2番ホールはBがティーショットを打つ。この担当は一度決めたら、そのラウンド中は変更できないんだ。どちらがどのホールを担当するか、コースの特性なども考えながらパートナーと相談して決めるのが戦略の第一歩になるよ。

1ホールごとの勝敗で決まる「マッチプレー」

フォアサムは、主に「マッチプレー」という形式で行われる。これは、1ホールごとに勝ち負けを決めていく方法だ。例えば、あるホールで自分たちのチームが「4打」、相手チームが「5打」だった場合、そのホールは自分たちのチームの勝ちとなる。最終的に18ホールを終えた時点で、勝ったホールの数が多いチームが勝利となるんだ。1ホールの大きなミスを引きずらずに、次のホールで気持ちを切り替えて戦えるのがマッチプレーの面白いところだよ。

全ホールの合計スコアで競う「ストロークプレー」

フォアサムは「ストロークプレー」形式で行われることもあるよ。こちらは、普段のゴルフコンペなどでおなじみの、全18ホールの合計打数で勝敗を決める方法だ。より少ない合計スコアでホールアウトしたチームが勝者となる。マッチプレーが一発逆転の可能性があるのに対し、ストロークプレーは1打1打の積み重ねが重要になる。どのホールでも気を抜けない緊張感があるけど、チームで協力して良いスコアを目指す達成感は格別だよ。

フォアサムと何が違う？他のチーム戦と比較

ゴルフのチーム戦には、フォアサム以外にもいくつか種類がある。「フォアボール」や「スコッチフォアサム」など、名前は似ているけどルールは全然違うんだ。それぞれの違いを知っておくと、コンペの形式に合わせて戦略を立てられたり、ゴルフ観戦がもっと楽しくなったりするよ。ここで代表的なチーム戦との違いをしっかりチェックしておこう！

フォアボール：それぞれ自分のボールでプレー

フォアサムとよく比較されるのが「フォアボール」だ。フォアボールも2人1組のチーム戦だけど、最大の違いは、それぞれが自分のボールでプレーする点にある。各ホールで、チームの2人のうち良い方のスコアをそのホールのチームスコアとして採用するんだ。例えば、Aさんが「4」、Bさんが「5」でホールアウトした場合、そのホールのチームスコアは「4」になる。1つのボールを交互に打つフォアサムと比べて、より攻撃的なプレーがしやすいのが特徴だよ。

スコッチフォアサム：ティーショットのミスをカバーできる変則ルール

「スコッチフォアサム」は、フォアサムの変則ルールで、初心者にも優しい形式だ。まず、チームの2人がそれぞれティーショットを打つ。そして、2つのボールのうち、どちらか良い方のボールを選択し、そこから通常のフォアサムと同様に交互にプレーを続けていくんだ。ティーショットを2人とも打てるので、1人がミスをしてももう1人がカバーしやすく、プレッシャーが軽減されるのが大きなメリットだよ。

勝利の鍵はパートナーシップ！フォアサムの戦略とコツ

フォアサムで勝つためには、個人のスキルはもちろんだけど、それ以上にパートナーとの協力体制、つまり「パートナーシップ」が何よりも重要になる。どうすればパートナーと最高のパフォーマンスを発揮できるのか、その戦略とコツをいくつか紹介するよ。これを読めば、君たちのチームはきっと勝利に一歩近づくはずだ！

パートナー選びのポイントは？プレースタイルと性格の相性

フォアサムの勝敗は、パートナー選びから始まっていると言っても過言ではない。自分とプレースタイルが似ている選手と組めば、普段通りプレーしやすいという利点がある。逆に、自分とは違うタイプの選手、例えば飛ばし屋とアプローチが得意な選手が組むと、お互いの長所で弱点を補い合うことができ、個々の力を超えた相乗効果が生まれる可能性があるんだ。また、ミスをしてもお互いを責めずに励まし合えるような、性格的な相性も非常に重要だよ。

次に打つ人のために！思いやりのコースマネジメント

フォアサムでは、常に「次に打つパートナーのために」という意識を持つことが大切だ。自分が得意なショットを打つことだけを考えるのではなく、パートナーが打ちやすい場所にボールを運ぶことを最優先に考えよう。例えば、パートナーの得意な距離やライを残してあげる、難しいバンカーは避けて安全なルートを選択するなど、思いやりのあるコースマネジメントが求められるんだ。この戦略的な思考が、フォアサムの奥深さであり、面白さでもあるんだよ。

ミスはつきもの！チームを盛り上げる声かけをしよう

フォアサムは、自分のミスが直接パートナーの次のショットに影響するため、精神的なプレッシャーが大きい競技だ。だからこそ、ミスはつきものと割り切って、お互いを責めないことが鉄則だよ。パートナーがミスをしたら「ドンマイ！」「次で取り返そう！」といったポジティブな声かけを心がけよう。逆に自分がミスをしてしまった場合も、「申し訳ない」とネガティブになるのではなく、自分のプレーに集中することが大切だ。良い雰囲気作りが、チームを勝利に導く鍵になるんだ。

【初心者必見】フォアサムをもっと楽しむためのQ&A

ここまで読んで、フォアサムに挑戦してみたくなった人も多いんじゃないかな？でも、いざプレーするとなると、「こんな時どうするの？」と細かい疑問が出てくるものだよね。そこで、初心者の方が抱きがちな質問にQ&A形式で答えるよ！これを読めば、君のフォアサムデビューの不安もきっと解消されるはずだ。

ペナルティになったらどうするの？

ペナルティになったらどうするの？

フォアサムでペナルティが発生した場合も、基本的には通常のルールと同じように処置をするよ。例えば、OBを打ってしまったら、1打罰を加えて定められた場所からプレーを再開するんだ。重要なのは、罰打を加えた後の次のショットも、決められた打順通りにプレーするということ。誰が打ったボールでペナルティになったかにかかわらず、打順は変わらないから注意しようね。

ハンディキャップの計算方法は？

ハンディキャップの計算方法は？

フォアサムのハンディキャップ計算方法は、大会のルールによって様々だけど、一般的にはペア2人のハンディキャップを合計し、それを2で割る方法がよく使われる。他にも、ハンディキャップが少ないプレーヤーと多いプレーヤーで比重を変えて計算する方法などもあるんだ。コンペに参加する際は、事前に主催者に計算方法を確認しておくと安心だよ。

プロの試合でも採用！フォアサムが見られる主な大会

フォアサムは、アマチュアだけでなく、プロの世界でも採用されているエキサイティングな競技形式だ。トッププロたちが、国の名誉やチームの勝利のために、個人の技術とチームワークを駆使して戦う姿は必見だよ。ここでは、フォアサム形式が見られる代表的なプロの大会を紹介しよう。これらの大会を観戦すれば、フォアサムの戦略の奥深さや、パートナーとの駆け引きの面白さをより深く理解できるはずだ。

国と地域の威信をかけた戦い「ライダーカップ」

フォアサムが採用されている最も有名な大会といえば、2年に一度開催される男子ゴルフのアメリカ選抜とヨーロッパ選抜の対抗戦「ライダーカップ」だ。この大会では、フォアサムとフォアボールのマッチプレーで、両チームが国の威信をかけて激しくぶつかり合う。普段は個人で戦っているトッププロたちが、チームのために感情をむき出しにしてプレーする姿は、他のトーナメントでは見られない独特の熱気と興奮を生み出すんだ。ライダーカップを見れば、フォアサムの本当の魅力に気づかされるはずだよ。

PGAツアー唯一のチーム戦「チューリッヒ・クラシック」

PGAツアーで唯一の公式チーム戦として知られるのが「チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオーリンズ」だ。この大会は2人1組のペアで戦い、4日間のうち2日間がフォアサム、残りの2日間がフォアボール形式で行われる。2017年からこの団体戦形式に変更され、トッププロたちが普段の個人戦とは違うリラックスした表情や、パートナーとのコンビネーションを見せてくれるのが魅力だよ。

まとめ：フォアサムに挑戦してゴルフの新しい扉を開こう！

今回は、ゴルフのチーム戦「フォアサム」について、基本的なルールから戦略、プロの大会まで幅広く紹介したよ。2人で1つのボールを交互に打つというシンプルなルールながら、パートナーとの連携や戦略性が求められる、非常に奥の深い競技形式だとわかってもらえたかな？いつもの個人プレーとは違う、仲間と喜びや悔しさを分かち合うゴルフは、きっと新しい発見と楽しさをもたらしてくれるはず。ぜひ次のラウンドで、友達や家族とフォアサムに挑戦して、ゴルフの新しい扉を開いてみよう！