ゴルフのスクランブル方式とは？わかりやすく解説！

スクランブルってなに？

「スクランブル」って聞いたことありますか？これはゴルフのチーム戦のやり方のひとつで、2人から4人でチームを組んで、みんなで協力しながらスコアを競うプレースタイルなんです。 アメリカでは「GOLF SCRAMBLE」と呼ばれて親しまれていますよ。

ゴルフは基本的に個人プレーですが、スクランブル方式なら仲間とワイワイ盛り上がれるのが最大の魅力です。 難しいと思われがちなゴルフのイメージを「楽しい！」に変えてくれる、そんなプレースタイルなんです。

草守ソウタ

チーム戦って面白そう！仲間と協力するなんて、なんだかワクワクしますね！

スクランブル方式の基本ルール

ここからは、スクランブル方式の基本的なルールとプレーの流れを解説していきます。とってもシンプルなので、すぐに覚えられますよ。基本の流れは、以下の4ステップです。

1. ティーショットはチーム全員が打つ

まず、スタートホールのティーショットは、チームのメンバー全員がそれぞれ打ちます。 普通のゴルフだと最初のショットは緊張しますが、スクランブルなら大丈夫。

もし誰かがミスショットをしても、他のチームメイトのボールを選べるので、プレッシャーが少なく、のびのびとプレーできるのが特徴です。 まさにチームプレーの始まりですね。

風舞ティー

最初のティーショットって本当に緊張するよね。でもスクランブルなら「ミスしても大丈夫！」って思えるから、思いっきり振れるのが良いところだよ！

2. 一番良いボール（ベストボール）を選択する

チーム全員がティーショットを打ち終えたら、その中から一番良いボール（ベストボール）を1つ選びます。 どのボールを選ぶかは、チームで作戦会議です。

一番飛んでいるボールを選ぶのはもちろんですが、次のショットが打ちやすいフェアウェイにあるか、障害物がないかなども考えて、戦略的に選ぶのがポイントですよ。

草守ソウタ

すごい！チームで一番飛んだ人のボールを選べるなんて最高じゃないですか！

3. ベストボールの位置から全員が次のショットを打つ

ここがスクランブル方式の面白いところ！チームで選んだベストボールの場所に、他のメンバーも自分のボールをプレース（置いて）、その地点からチーム全員が次のショットを打ちます。

選んだボールの場所にはティーペグなどでマークをして、そこから半径30cm（グリーンの上では15cm）以内で、カップに近づかない場所にプレースするのが一般的なルールです。 これで、全員が同じ良い条件からプレーを続けられるというわけです。

風舞ティー

そうそう！ここがスクランブルの醍醐味なんだ。ミスショットした人も、次のショットはナイスショットした仲間と同じ最高の場所から打てるんだよ。

4. カップインまでこれを繰り返す

2打目以降も、同じようにベストボールを選び、その場所から全員が次のショットを打つ、という流れをボールがカップインするまで繰り返します。 誰か一人がカップインした時点で、そのホールのチームのスコアが確定します。

そのため、他の人がまだパットを残しているのに「お先に！」と打ってしまうのはNG。 チーム全員で、最後までドキドキを共有しながらプレーしましょう。こうして18ホールをプレーし、チームとしての合計スコアを記録します。

草守ソウタ

なるほど！じゃあパットも全員で挑戦して、一番惜しかった人のラインを参考にできるってことか！

風舞ティー

その通り！だから普段じゃ入らないような奇跡的なロングパットが決まったりして、すごく盛り上がるんだよ！

スクランブル方式の魅力とメリット

スクランブル方式には、ゴルフがもっと好きになる魅力がたくさん詰まっています。初心者から上級者まで、誰もが楽しめるメリットを見ていきましょう。

初心者や女性も気軽に楽しめる

スクランブル方式の最大の魅力は、ゴルフのレベルに関係なく誰でも気軽に楽しめることです。 大きなミスをしてもチームのスコアに直接響きにくいので、「迷惑をかけちゃうかも…」なんて心配は無用です。

むしろ、たった一打のナイスショットがチームを救うことも。初心者や飛距離に自信のない女性でも、チームに貢献する喜びを存分に味わうことができますよ。

草守ソウタ

僕みたいな初心者でも、チームの役に立てるチャンスがあるんですね！それなら安心して参加できそうです！

チームで協力して好スコアを目指せる

個人の力だけではなかなか出せないような、夢のような好スコアが狙えるのもスクランブル方式の醍醐味です。 常にベストなボールからプレーできるので、バーディーやイーグルのチャンスが格段に増えます。

「あっちのルートを攻めてみよう！」「ここは安全にいこう」など、チームで戦略を練りながらプレーするのは、まるでプロのチーム戦のよう。 仲間とハイタッチする回数も、自然と増えるはずです。

風舞ティー

みんなで「ナイスショット！」「ナイスイン！」って励まし合える一体感が最高に楽しいんだよね。チームで掴んだバーディーは格別だよ！

上級者はスコアメイクの勉強になる

スクランブル方式は、実は上級者にとっても大きなメリットがあります。普段のプレーでは安全策をとるような場面でも、チームメイトのボールがあるという安心感から、思い切った攻めのゴルフを試すことができるのです。

池越えを狙ったり、難しいピンポジションに挑戦したりと、スコアメイクの引き出しを増やす絶好の機会になります。 また、自分とは違うタイプのゴルファーのプレーを間近で見ることで、新たな発見があるかもしれません。

風舞ティー

普段は刻むような場面でも、思い切って2オンを狙ったりできるから、コースマネジメントのすごく良い練習になるんだ。自分のゴルフの幅が広がる感じがするよ。

もっと楽しむための戦略とコツ

スクランブル方式は、ただプレーするだけでも楽しいですが、少し戦略を意識すると、もっと奥深くなり、勝つ喜びも味わえます。ここでは、チームのスコアを伸ばすためのコツを2つ紹介します。

打順を工夫してリスク管理

何気なく打っている打順ですが、実はとても重要です。例えば、最初に安定感のあるプレーヤーが打ち、まずは安全な場所にボールを置くという戦略があります。

安全なボールが確保できれば、後のプレーヤーはプレッシャーなく、思い切って飛距離を狙ったり、ピンをデッドに狙ったりするチャレンジができます。 チームのメンバーの得意不得意を考えて、ホールごとに打順を入れ替えるのも効果的ですよ。

草守ソウタ

へぇー！打つ順番を考えるだけで、そんなに変わるんですね！まさにチームプレーだ！

風舞ティー

そうだよ！最初にフェアウェイの真ん中にボールが一つあれば、後の人は安心してドライバーをマン振りできるでしょ？リスク管理が大事なんだ。

ティーショットの採用ノルマを計画的にクリアする

スクランブル方式の大会では、「1人最低〇ホールのティーショットを採用しなければならない」という採用ノルマが設けられていることがよくあります。 例えば4人チームなら1人4ホール以上、といった具合です。

このルールがある場合、「誰のティーショットを、どのホールで採用するか」という計画が非常に重要になります。 飛距離の出る人のショットばかり採用していると、終盤になってノルマが達成できずペナルティ…なんてことも。 苦手なホールは得意な人に任せるなど、戦略的にノルマを消化していきましょう。

風舞ティー

この採用ノルマがあると、ゲーム性が一気に高まって面白いんだ。チーム全員の力をどう活かすか、キャプテンの腕の見せ所だね！

他のチーム戦（ベストボール方式など）との違いは？

ゴルフのチーム戦には、スクランブル方式とよく似た「ベストボール方式（フォアボールとも呼ばれます）」というものがあります。この二つの大きな違いは、2打目以降のプレー方法です。

スクランブル方式は、常にチームのベストボールの地点から全員が次のショットを打ちます。 一方、ベストボール方式は、各プレーヤーがそれぞれ自分のボールでホールアウトまでプレーし、そのホールで最も良かった人のスコアをチームスコアとして採用します。

つまり、スクランブル方式の方が、よりチーム全員で協力してボールを運んでいくスタイルと言えますね。

草守ソウタ

なるほど、全然違うんですね！スクランブル方式の方が、より「みんなで一つのボールを育ててる」って感じがして面白そうです！

まとめ：スクランブル方式でゴルフをもっと楽しもう！

今回は、ゴルフのチーム戦「スクランブル方式」について解説しました。スクランブル方式は、ゴルフの腕前に関係なく、誰もが主役になれるチャンスがある素晴らしいプレースタイルです。

仲間と協力する一体感、個人のプレーでは味わえないような好スコアを出す興奮は、一度体験するとやみつきになること間違いなし。 会社のコンペや友人とのラウンドで、ぜひ一度「スクランブル方式でやってみない？」と提案してみてください。ゴルフの新しい扉が開くはずですよ！

風舞ティー

スクランブルを一度体験すれば、ゴルフの楽しさがもっと広がるはずだよ！みんなで最高のスコアを目指して、盛り上がろう！