ステーブルフォード方式の基本
ステーブルフォード方式は、ゴルフのスコア計算方法の一つです。通常のストロークプレーとは異なり、各ホールでのスコアに応じてポイントを獲得し、その合計で順位を競います。この方式は1932年にフランク・ステーブルフォードによって考案されました。
通常のストロークプレーとの違いは?
ストロークプレーでは、18ホールの合計打数で順位を決めますが、ステーブルフォード方式ではポイント制を採用しています。これにより、1つのホールでの大きな失敗が全体のスコアに与える影響を軽減できます。
スコア計算のルール
ポイント配分
ステーブルフォード方式では、各ホールのパーを基準にポイントを配分します。
- ダブルイーグル(パーより3打少ない):8ポイント
- イーグル(パーより2打少ない):5ポイント
- バーディ(パーより1打少ない):2ポイント
- パー:1ポイント
- ボギー(パーより1打多い):0ポイント
- ダブルボギー以上:0ポイント
計算例
例えば、パー4のホールでイーグルを取れば5ポイント、バーディなら2ポイント、パーなら1ポイントとなります。
ステーブルフォード方式のメリット
この方式の最大のメリットは、1ホールの大失敗が全体のスコアを大きく下げないことです。また、プレーのペースが速くなる傾向があり、ゴルフをより楽しめる雰囲気を作り出します。
どんな時に使うの?
ステーブルフォード方式は、アマチュアの競技やクラブ内のイベントでよく使用されます。特に、技量に差がある参加者が混在する場合に適しています。
プロゴルフでの採用状況
プロのツアーでも、一部の大会でステーブルフォード方式が採用されています。例えば、PGAツアーのバラクーダ選手権(Barracuda Championship)では、この方式が使われています。
初心者にもおすすめ!その理由
初心者にとって、この方式は心理的な負担が少ないのが魅力です。大たたきしても次のホールで挽回のチャンスがあるため、前向きな気持ちでプレーを続けられます。
ステーブルフォード方式のバリエーション
モディファイド・ステーブルフォード
ポイント配分を変更したバージョンです。例えば、イーグルで8ポイント、バーディで3ポイント、ボギーで-1ポイント、ダブルボギー以上で-3ポイントなど、より攻撃的なプレーを促進します。
カリフォルニア・ステーブルフォード
このバリエーションでは、パー以上のスコアで正のポイントを獲得し、ボギー以下で負のポイントが課されます。例えば、イーグルで6ポイント、バーディで3ポイント、パーで1ポイント、ボギーで-2ポイント、ダブルボギーで-4ポイントなどとなります。
実際に使ってみる時のコツ
ステーブルフォード方式を使う際は、各ホールでのリスク管理が重要です。無理にパーを狙うよりも、確実にポイントを重ねていく戦略が有効です。
まとめ:ステーブルフォード方式の魅力
ステーブルフォード方式は、ゴルフをより楽しく、戦略的にプレーできる魅力的な計算方法です。初心者からベテランまで、幅広いゴルファーに適しており、ゴルフの新しい楽しみ方を提供してくれます。次回のコンペやラウンドで、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。