カジュアルウォーターの定義
カジュアルウォーターとは、ゴルフコース上に一時的にできる水たまりのことです。雨や散水による地表水、雪や氷、そして川や池からあふれ出した水が該当します。ただし、ペナルティエリアの水や恒常的に存在する水域は除外されます。
カジュアルウォーターのルール
救済の方法
カジュアルウォーターに球が入った場合、プレーヤーは無罰で救済を受けられます。最も近い完全な救済地点を見つけ、そこからクラブ1本分以内にドロップします。
ドロップの手順
ドロップは肩の高さから行います。球が救済エリア内に止まれば、そこからプレーを続行します。2回失敗した場合は、最後に球が地面に触れた地点にプレースします。
バンカー内のカジュアルウォーター
バンカー内のカジュアルウォーターには特別なルールがあります。バンカー内での無罰の救済か、1打ペナルティでバンカー外への救済を選択できます。
カジュアルウォーターと他の水域の違い
カジュアルウォーターは一時的な水たまりで、ペナルティエリアとは異なります。ペナルティエリアは赤杭や黄杭で示された恒常的な水域で、そこからの救済には1打のペナルティが課されます。
プロトーナメントでの扱い
プロトーナメントでは、通常、ローカルルールによってカジュアルウォーターの扱いが規定されます。コース管理者が認定した場所のみが救済の対象となり、プレーヤーが勝手に判断することはできません。
カジュアルウォーターへの対処法
カジュアルウォーターに遭遇した場合、まず冷静に状況を判断しましょう。球が完全に水中にある場合は救済を受けるのが賢明です。球の一部だけが水に触れている場合は、そのままプレーすることも可能ですが、服装や他のプレーヤーへの配慮が必要です。
カジュアルウォーターは、ゴルフプレー中によく遭遇する状況の一つです。このルールを正しく理解し、適切に対処することで、スムーズなプレーが可能になります。雨の日のラウンドや、散水直後のコースでプレーする際は、特に注意が必要です。次回のラウンドでこの知識を活かし、楽しくフェアなゴルフを心がけましょう。