ゴルフのバーディーとは？スコアアップの鍵！

バーディーってなに？

ゴルフ中継を見ていると「バーディー！」という言葉をよく耳にしますよね。なんとなく良いスコアだとは分かっていても、具体的にどういう意味なのか知らない人も多いのではないでしょうか？

バーディーは、ゴルファーなら誰もが憧れるナイスプレーの証です。 この記事を読めば、バーディーの基本からスコアアップに繋がるコツまで、まるっと理解できます。バーディーについて詳しくなって、もっとゴルフを楽しみましょう！

バーディーの基本をサクッと解説

まずは「バーディーって具体的にどんなスコアなの？」という基本的なところから見ていきましょう。語源や他のスコア用語との違いも合わせて解説します。

パーより1打少ないスコアのこと

ゴルフの各ホールには、それぞれ「規定打数」が定められており、これを「パー」と呼びます。 バーディーとは、このパーよりも1打少ない打数でホールアウトすることを指します。

例えば、パー4のホールなら3打で、パー3のホールなら2打でカップインさせるとバーディーになります。 プロゴルファーでも簡単には達成できない、素晴らしいスコアなんですよ。

なぜ「鳥」の名前？気になる語源

「バーディー(birdie)」という名前は、実は「小鳥」を意味する言葉です。 その語源は、20世紀初頭のアメリカに遡ります。当時、俗語で「すごい」「素晴らしい」といった意味で「bird（鳥）」という言葉が使われていました。

あるゴルファーが素晴らしいショットを放った際に、「flew like a bird（鳥のように飛んだ）」と叫んだことがきっかけで、良いスコアを「バーディー」と呼ぶようになった、という説が有名です。 この言葉が幼児語の「birdie」に変化して、世界中に広まっていったと言われています。

イーグルやボギーとの違いは？スコア用語一覧

ゴルフにはバーディー以外にも、鳥の名前がついたスコアがたくさんあります。バーディーよりも良いスコアには、より大きな鳥の名前が付けられているのが面白いポイントです。 ここで、基本的なスコア用語をまとめて確認しておきましょう。

名称	基準打数との差	由来など
アルバトロス	-3	アホウドリ
イーグル	-2	ワシ（アメリカの国鳥）
バーディー	-1	小鳥
パー	0	基準打数
ボギー	+1	19世紀のイギリスの歌に出てくる「ボギーマン（お化け）」が語源。「なかなかつかまえられないもの」から転じて、当初は「良いスコア」を意味したが、後にパーが基準となり+1打を指すようになった。
ダブルボギー	+2	ボギーの2倍
トリプルボギー	+3	ボギーの3倍

バーディーってどれくらいすごいの？

バーディーがナイスプレーであることは分かりましたが、実際どれくらい達成するのが難しいのでしょうか？アマチュアとプロのデータを比較して、そのすごさを具体的に見ていきましょう。

アマチュアのバーディー達成率は？

アマチュアゴルファーにとって、バーディーはまさに「夢のスコア」と言っても過言ではありません。

多くのアマチュアゴルファーにとって、1ラウンドでバーディーが1つでも取れれば、その日は大満足と言えるでしょう。 それくらい、バーディーは価値のある特別なスコアなのです。

プロはどれくらいバーディーを取る？

一方、プロゴルファーの世界ではバーディーの感覚が全く異なります。賞金ランキングで上位に入るようなトッププロは、1ラウンドあたりの平均バーディー数が4個を超えることも珍しくありません。 厳しいセッティングの中で、いかに多くのバーディーを奪い、ボギーを少なくするかが勝利への鍵となります。

国内女子ツアーでは、稲見萌寧プロが1ラウンドで13個ものバーディーを奪うという驚異的な記録を打ち立てたこともあります。 アマチュアとは次元の違うレベルで、プロがいかにすごいかが分かりますね。

初心者必見！バーディーを狙うための2つのコツ

「いつかは自分もバーディーを取ってみたい！」そんなあなたのために、バーディーを狙うための基本的な考え方とコツを2つ紹介します。すぐに実践できることではありませんが、意識するだけでもスコアメイクは変わってきますよ。

①まずはパーオンを狙うコースマネジメント

バーディーを取るための絶対条件は、「パーオン」をすることです。パーオンとは、各ホールの規定打数よりも2打少ない打数でグリーンにボールを乗せることを指します。 例えば、パー4なら2打目、パー5なら3打目でグリーンオンすることです。

パーオンできれば、バーディーパットを打つチャンスが生まれます。しかし、初心者のうちから無理にパーオンを狙うと、かえって大きなミスに繋がることも。 まずは池やバンカーなどのハザードを避け、安全なルートでグリーンを狙うコースマネジメントを心がけましょう。 スコア100切りを目指す段階では、パーオン率は0%でも達成可能と言われています。

②パッティングの確率を上げる

せっかくパーオンしても、パットを決めなければバーディーは取れません。パッティングの確率を上げるには、日々の練習が不可欠です。

特に重要なのが、短い距離のショートパットです。 まずは1〜2メートルの距離を確実に決められるように、芯でボールを捉える練習を繰り返しましょう。 自宅のパターマットなどを活用して、ボールの転がりを意識しながら練習するのがおすすめです。

知ってるともっと楽しい！バーディーの豆知識

最後に、知っているとゴルフ観戦や仲間との会話がもっと楽しくなる、バーディーにまつわる豆知識をご紹介します。

連続バーディーの世界記録は「9」！

ゴルフの歴史の中で、連続バーディーの世界記録は「9」です。 この偉大な記録は、いくつかのツアーで達成されています。1999年にベス・ダニエルが、2015年にはエイミー・ヤンがLPGAツアーで達成。 また、2019年にはオーストラリアのジェームズ・ニティーズもヨーロピアンツアーでこの記録に並びました。

9ホール連続でバーディーを取り続けるというのは、まさに神業。ゴルフというスポーツの奥深さと、トッププロの技術の高さを物語る記録ですね。

まとめ：バーディーはゴルフの醍醐味！積極的に狙ってみよう

バーディーは、パーよりも1打少なくホールアウトする素晴らしいスコアです。 アマチュアにとっては達成が難しい目標ですが、だからこそ取れた時の喜びは格別。 バーディーを目指すことは、ゴルフ上達の大きなモチベーションにも繋がります。

今回紹介したコツを参考に、まずはパーオンを意識したプレーを心がけてみましょう。そして、パッティングの練習を重ねていけば、いつかあなたにもバーディーチャンスが訪れるはずです。積極的にチャレンジして、ゴルフの醍醐味を味わってくださいね！