ゴルフのL字パターとは?形状と特徴を初心者向けに解説
L字パターとは、ヘッドがL字型をしているパターのことで、ゴルフ界で最も古くから愛用されている伝統的な形状です。シャフトがヘッドのヒール側(かかと側)に取り付けられており、アイアンクラブに似た見た目をしています。
ヘッドは比較的小さめで、フェース面がフラットなのが特徴です。シンプルなデザインながら、繊細なタッチと操作性の高さから多くのプロゴルファーに支持されています。



L字パターは見た目がシンプルで美しいんだよね。伝統的なデザインだからこそ、長く愛される理由があるんだ!
L字パターが人気の理由と操作性のメリット
L字パターが長年愛され続けている理由は、その高い操作性にあります。アイアンと似た形状のため、フェースの開閉をコントロールしやすく、アーク型(弧を描く)のストロークと相性が良いのです。
また、ボールとの接触感覚がダイレクトに伝わるため、距離感の調整が得意なプレイヤーには特に好まれます。タイガー・ウッズやフィル・ミケルソンなど、世界トップレベルのゴルファーも愛用しています。



操作性が高いっていうけど、初心者の僕には扱いづらいってこと?



確かに最初は難しく感じるかもしれないけど、感覚が身につくと自分のイメージ通りのパットができるようになるよ!まずは練習グリーンでたくさん打ってみて!
ゴルフのL字パターを選ぶ3つのポイント
1. ヘッドバランスで使いやすさが変わる
L字パターを選ぶ際、最も重要なのはヘッドバランスです。フェースバランス(顔が上を向くタイプ)は直線的なストロークに、トゥバランス(つま先が下を向くタイプ)はアーク型のストロークに適しています。
自分のストロークタイプに合ったバランスを選ぶことで、パッティングの安定性が大きく向上します。試打してみて、自然と打てるものを選びましょう。
2. 自分の身長に合ったシャフト長さを選ぶ
パターのシャフト長さは、正しいセットアップと安定したストロークに直結します。一般的には33〜35インチが主流ですが、自分の身長や腕の長さに合わせて調整することが大切です。
身長170cm前後の方なら34インチ前後、それより高い方は35インチ、低い方は33インチを目安にしましょう。長すぎると腕が伸びて不安定になり、短すぎると姿勢が崩れやすくなります。
3. 予算に合わせた価格帯で選ぶ
L字パターは幅広い価格帯で展開されています。初心者向けの手頃な価格帯(1万円前後)から、プロ仕様の高級モデル(5万円以上)まで様々です。
予算に応じて選びつつも、長く使うクラブだという点を考慮すると、少し予算を上げて良いモデルを選ぶことも検討する価値があります。



プロみたいに高いパターを使えば上手くなるの?



高いパターが必ずしも合うとは限らないよ。大切なのは自分のストロークタイプや好みに合うことだから、必ず試打してから決めてね!
初心者におすすめのゴルフL字パター4選
1. オデッセイ ホワイトホット OG
初心者に最もおすすめできるL字パターの定番モデルです。ホワイトホットインサートが柔らかい打感を生み出し、ボールが非常によく転がります。
価格も2万円前後とリーズナブルで、初めてのL字パターとして最適です。フェース面の白黒コントラストが目標方向への構えやすさをサポートします。
2. テーラーメイド スパイダー GT
少し重量感のあるL字マレットタイプで、ヘッドの安定性に優れています。L字パターの操作性と、マレット型の安定性を兼ね備えたハイブリッドモデル。
初心者が苦手とする芯を外した時のミスにも強く、安定したパッティングが可能です。TPUインサートが優しい打感を実現しています。
3. クリーブランド FRONTLINE
最新技術を搭載した初心者に優しいL字パターです。フェース前面に12gのタングステンウェイトを配置し、直進安定性を高めています。
重心が前方にあるため、ボールの転がりが良く、距離感を掴みやすいのが特徴。約2万円台とコストパフォーマンスも高いモデルです。
4. ピン 2024 ANSER
ピンの名作ANSERの最新モデルで、初心者からプロまで幅広く支持されています。伝統的なL字デザインながら、最新のフェーステクノロジーを採用。
ソフトな打感と安定した転がりが特徴で、初心者でも扱いやすいバランス設計になっています。長く使えるモデルを探している方におすすめです。



初めてのパターなら、まずはオデッセイのホワイトホットシリーズがおすすめだよ!打感がやさしくて、転がりもいいから、パッティングが楽しくなるよ!
中級者におすすめのL字パター3選
1. スコッティキャメロン ニューポート2
タイトリストの名器で、中級者からプロまで世界中で愛用されている高品質モデルです。完璧なバランス設計と美しい削り出しのヘッドが特徴。
フェースから伝わる絶妙な打感と、安定したロールが魅力で、パッティングの感覚を磨きたい中級者に最適です。価格は5万円前後と高めですが、その価値は十分です。
2. プロギア RS F PUTTER
日本人向けに開発された操作性の高いL字パターです。フェースにアルミ素材を使用し、ソフトな打感と高い反発力を両立させています。
深い重心設計により、ミスにも強く、中級者が次のステップに進むのに最適なモデルです。約3万円でコストパフォーマンスも良好です。
3. ベティナルディ QUEEN B
高級感のあるデザインと繊細な打感が特徴のプレミアムL字パターです。削り出しによる精密な製造工程と、独自のハニカムフェースミーリングが特徴。
特に女性ゴルファーからの支持も高く、見た目の美しさと機能性を両立したモデルです。中級者がスキルアップを目指すのに最適です。



中級者向けのパターってやっぱり値段が高いんだね。でもスコッティキャメロンはプロも使ってるから憧れるな…



スコッティキャメロンは一生モノだと思えば投資価値があるよ!でも日本ブランドのプロギアも技術力が高くてコスパ抜群だから、両方試打してみるといいかも!
上級者向け高性能L字パター3選
1. タイトリスト スコッティキャメロン ファントム X
最先端テクノロジーを搭載した現代的L字パターの最高峰です。アルミニウムとステンレススチールの組み合わせにより、重量配分を最適化しています。
高い慣性モーメントとスムーズな打感により、上級者のイメージ通りのパッティングを可能にします。約6万円の高級モデルですが、その性能は価格以上です。
2. ピレッティ コットンウッド 2
イタリア発のハンドメイド高級パターブランドのフラッグシップモデルです。CNCマシンによる高精度削り出しと独自のロールグルーブフェースが特徴。
洗練されたデザインと絶妙な重量バランスで、上級者の繊細なタッチを引き出します。価格は7万円以上と非常に高額ですが、その価値を理解できるゴルファーに選ばれています。
3. エヴァンロール ER2V
革新的なグルーブ技術で高い方向安定性を実現した最新モデルです。パターフェース全体で一貫した反発を生み出す独自の「スイートフェース」テクノロジーを搭載。
ミスヒットでも安定した距離と方向性を維持できるため、あらゆる状況下でスコアをまとめたい上級者に最適です。約5万円とプレミアムクラスの価格設定です。



上級者向けのパターって本当に打感が違うんだよね。特にピレッティのハンドメイドパターは、使っていて芸術品を扱っているような特別感があるの!
L字パターを使いこなすためのストローク基本技術
L字パターを最大限に活かすには、その特性に合ったストロークを身につける必要があります。L字パターは基本的にアーク型のストローク(振り出しで若干インサイドに引き、インパクトでスクエア、フォローでまたインサイド)と相性が良いです。
グリップは軽く持ち、肩のラインを軸に振るようにします。手首を使わずに肩の回転でストロークすることで、再現性の高いパッティングが可能になります。
練習方法としては、まず短い距離(1〜2m)から始め、一定のリズムでストロークする感覚を身につけましょう。その後徐々に距離を伸ばしていくことで、L字パターの操作性を活かした距離感も養われていきます。



L字パター向きのストロークってあるの?僕はまっすぐ引いてまっすぐ出すイメージだけど…



L字パターは少し弧を描くようなストロークが合うんだよ!最初は違和感あるかもしれないけど、肩のラインを軸に振ると自然とそうなるから試してみて!
まとめ:自分に合ったゴルフのL字パターでパッティングが劇的に向上する
L字パターは長い歴史を持つ伝統的な形状ながら、現代のゴルフシーンでも多くのプレイヤーに選ばれ続けています。その高い操作性と繊細な打感が、パッティングの感覚を研ぎ澄ます助けになります。
初心者の方は扱いやすさを重視したモデルから始め、技術の向上に合わせてグレードアップしていくのがおすすめです。中級者以上の方は、自分のストロークタイプと好みの打感に合ったモデルを選ぶことで、さらなるスコアアップが期待できます。
何よりも大切なのは、実際に試打して「しっくりくる」感覚を大切にすること。自分に合ったL字パターを見つけ、コツコツと練習を重ねることで、パッティングの安定性と距離感は必ず向上します。グリーン上での自信につながるパートナーを見つけてください。



最終的には見た目や値段じゃなくて、自分の感覚を信じて選ぶのが一番だよ!せっかくのL字パターの良さを活かすためにも、必ず試打してから決めてね!