ゴルフのアルバトロスとは？確率や達成条件を解説！

アルバトロスってなに？

ゴルフ好きなら一度は聞いてみたい「アルバトロス」という言葉。なんだかカッコいい響きだけど、一体どんな意味か知ってる？

簡単に言うと、アルバトロスはそのホールの基準打数（パー）よりも3打少なくホールアウトすることを指すんだ。 例えば、パー5のロングホールをなんと2打でカップインさせちゃう、まさに神業のようなプレーのことさ。 「ダブルイーグル」とも呼ばれていて、プロゴルファーでさえ滅多にお目にかかれない、ものすごく珍しい記録なんだよ。

ホールインワンよりすごいの？

ゴルフの奇跡的なプレーといえば「ホールインワン」を思い浮かべる人が多いよね。でも実は、アルバトロスはホールインワンよりもはるかに達成が難しいと言われているんだ。

ホールインワンが達成されるのは、主に距離の短いパー3のショートホール。 一方、アルバトロスが狙えるのは、ほとんどがパー5のロングホールだ。 ティーショットで飛距離を出し、さらに2打目で長い距離を正確にカップインさせる必要があるから、2つの奇跡が重ならないと達成できないんだ。 その難易度の差は、確率で比べると一目瞭然。ホールインワンの確率が約1万2000分の1なのに対して、アルバトロスの確率はなんと約100万分の1から200万分の1とも言われているんだよ。

アルバトロスが達成される条件

じゃあ、具体的にどんな条件が揃えばアルバトロスになるんだろう？主なパターンは2つあるんだ。

一つ目は、パー5のホールを2打でカップインさせること。 これが最も一般的なアルバトロスの形だね。そのためには、まずティーショットで300ヤード近い圧倒的な飛距離が求められる。 そして、残りの200ヤード以上あるセカンドショットを、地面から直接打ってカップに放り込むという、神がかった精度が必要になるんだ。

二つ目は、パー4のホールでティーショットがそのまま入る、つまりホールインワンを達成すること。 ただ、パー4のホールは350ヤード以上あることがほとんどだから、これは現実的にはかなり難しい条件と言えるだろうね。

アルバトロスの確率・由来の豆知識

さて、ここからはアルバトロスにまつわる豆知識をいくつか紹介するよ。知っていると、ゴルフ観戦がもっと楽しくなるかも！

なんで「アルバトロス」って言うの？由来は？

ゴルフのスコアには「バーディー（小鳥）」や「イーグル（鷲）」のように、鳥の名前が付けられていることが多いよね。 アルバトロスもその一つで、英語で「アホウドリ」を意味する「Albatross」が由来なんだ。

アホウドリは、翼を巧みに使って長距離を飛ぶことができる非常に優れた鳥。 その姿と、達成に驚異的な飛距離が必要なプレーを重ね合わせたと言われているんだ。 また、アホウドリ自体が絶滅危惧種で滅多に見られない珍しい鳥であることも、「滅多に出ない奇跡的なプレー」という意味合いにぴったりだったんだろうね。

「ダブルイーグル」との違いは？

アルバトロスは「ダブルイーグル」とも呼ばれることがあるけど、この2つに違いはあるのかな？

結論から言うと、どちらも「パーより3打少ないスコア」を指す同じ意味の言葉なんだ。 ただ、使われる地域に少し違いがあるみたい。一般的に、イギリスをはじめとするヨーロッパでは「アルバトロス」が、アメリカでは「ダブルイーグル」という呼び方が主流なんだって。 アメリカの国章が鷲（イーグル）であることも、ダブルイーグルという呼び方が好まれる理由の一つかもしれないね。

達成できる確率はどれくらい？

アルバトロスの達成確率は、まさに天文学的。様々な説があるけど、一般的には100万回から200万回に1回と言われているんだ。 アマチュアゴルファーになると、その確率はさらに下がって200万分の1から600万分の1にまでなるとも言われているよ。

プロゴルファーの世界でも達成は非常に難しく、男子プロでさえ10万分の1から20万分の1程度。 実際にアメリカのツアーでは、年間に約4万回もホールインワンが記録されるのに対して、アルバトロスはわずか200回程度しか出ていないというデータもあるんだ。 この数字からも、いかにアルバトロスが奇跡的な記録であるかがわかるよね。

プロでも難しい！有名なアルバトロス達成者

そのあまりの難しさから、プロゴルファーにとっても伝説的な偉業とされるアルバトロス。ここでは、ゴルフ史に名を刻んだ有名な達成者たちを紹介しよう。

ゴルフの歴史を変えた一打！ジーン・サラゼンの奇跡

アルバトロスを語る上で絶対に外せないのが、伝説のゴルファー、ジーン・サラゼンが1935年のマスターズで達成した一打だ。 最終日の15番パー5、残り235ヤードの2打目を4番ウッドで直接カップインさせたこのプレーは、「世界を駆け巡ったショット」として今も語り継がれているんだ。

この奇跡的なアルバトロスによって、サラゼンは首位に追いつき、翌日のプレーオフを制して見事優勝を果たした。 この劇的なプレーはマスターズの知名度を世界的に高めるきっかけにもなったと言われているよ。 まさに、ゴルフの歴史を変えた一打だったんだね。

最近の達成例は？日本人選手の活躍

もちろん、日本人選手もこの偉業を達成しているよ。近年では、記憶に新しい選手も多いんじゃないかな。

男子ツアーでは、石坂友宏選手や竹安俊也選手、小西たかのり選手など、複数の選手が記録しているんだ。 女子ツアーでも、有村智恵選手が過去に2度達成するなど、日本人選手の活躍が光っているよ。

最近では、2024年6月の「日本ゴルフツアー選手権」で石坂友宏選手がアルバトロスを達成して話題になったね。 こうした快挙は、見る人にも大きな夢を与えてくれるよな。

もしアルバトロスを達成したら？

万が一、いや億が一かもしれないけど、もし自分がアルバトロスを達成したらどうすればいいんだろう？ホールインワンのようにお祝いが必要なのか、気になるよね。

お祝いは必要？ゴルフ保険は使える？

ホールインワンを達成すると、祝賀会を開いたり記念品を配ったりと、盛大にお祝いをする慣習があるよね。でも、アルバトロスの場合、必ずしもお祝いが必要というわけではないんだ。

ゴルフ保険についても注意が必要だ。多くのゴルファー保険では、「ホールインワン・アルバトロス費用」として補償の対象になっている。 祝賀会の費用や記念品の購入費用、キャディさんへのご祝儀などが補償されるんだ。 ただし、保険が適用されるには「同伴競技者」や「キャディなど第三者」の目撃証明が必要だったり、セルフプレーは対象外だったりと、細かい条件が定められていることが多いから、事前に自分の保険内容をしっかり確認しておくことが大切だよ。

アルバトロスの上もある？幻のスコア「コンドル」

アルバトロスでさえ奇跡的なのに、実はさらにその上のスコアが存在するんだ。その名も「コンドル」。

コンドルは、パーに対して4打少ないスコア、つまりパー5のホールを1打で入れる（ホールインワンする）ことを指すんだ。 「ダブルアルバトロス」や「トリプルイーグル」とも呼ばれているよ。 500ヤード近い距離を1打で入れるなんて、もはや現実離れしているよね。 そのため、長らく空想上のスコアとされてきたんだ。 まさに、幻の中の幻と言えるスコアだね。

まとめ：一生に一度は出してみたい！ゴルフの夢アルバトロス

今回は、ゴルファーなら誰もが憧れる奇跡のスコア「アルバトロス」について解説したよ。

パーより3打も少なくホールアウトするアルバトロスは、ホールインワンよりもはるかに難しく、その達成確率はまさに天文学的。 圧倒的な飛距離と寸分の狂いもない正確性、そして強運が重なった時にしか生まれない、まさに究極のプレーなんだ。

プロの世界でさえ滅多に見ることができないからこそ、もし達成できたら一生の自慢になること間違いなし。 すぐに達成するのは難しいかもしれないけど、こんな夢のスコアがあると思うと、ゴルフの練習にもっと熱が入るんじゃないかな？